藪常代 熊図鐔 特別保存刀装具
作者・藪常代は紀州の金工で、彫金技術においては金原直貞と共に、幕末期における紀州金工の双璧といって過言ではありません。
生まれは寛政初年( 1789年 )ごろ,15歳から16歳頃に今日の一宮家で修業したものと考えられています。
常代の作品は鐔をはじめとして様々な刀装具を制作しており、赤銅と素銅( すあか )を多用しています。
高堀や容彫に金や銀の色絵を施すことも多く、毛彫りや片切彫の作品を残しており、それぞれきわめて上手です。
また藪常代は鳥類や小動物の描写に長けており、中でも亀の彫物に関しては他工の追随を許さない秀でた才能を発揮し、”藪亀”とも言われています。
号は松風軒・風斎・風柳斎
- 松風軒藪常代撫格形真鍮石目地
- 鋤出高彫
- 据紋象嵌色絵
参文献
「 紀州の刀装具 」 日本美術刀剣保存協会 和歌山県支部
金工事典
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