今回ご紹介するのは加納夏雄の菊花図金具です。
こちらの作品は目貫ではないため鑑定書が付きませんが、夏雄が得意とする菊花で直径約3cmほどの小さな金具に精緻に彫られた菊です。
そして縁に沿って彫られた片切りの文字も素晴らしい。
この金具の側面には際端銘(きばためい)と言われる夏雄の銘が刻まれています。
厚みわずか2 mmほど、そこに夏雄と草書で丁寧に彫刻されています。
この厚みに彫ることができること、そのことが夏雄の技術の高さを物語っています。
『 夏雄大鑑 剣具下図草稿図 』より
こちらの作品はインスタグラムでもご紹介しております。
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