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時代兜、変わり兜、戦国武将の兜修理、高価買入
時代兜
星兜、筋兜、総覆輪筋兜、阿古陀形兜、頭形兜など武器の変化改良や合戦形態の時代の変化に応じてその形態が変わっていった兜。
歴史好きならずとも兜を見るとその兜が持つ歴史に思いをはせ、武将たちの戦いの様子を目に浮かべることがあるのではないでしょうか?
海外のコレクターも注目する兜。これから兜をコレクションしていきたい、手持ちの兜の修理を依頼したい、兜コレクションを売却したいなど兜のことであればサムライギャラリー眞玄堂にご相談ください。お客様の大切なコレクションの修理から売却のお手伝いまでいたします。
変わり兜
戦国時代、乱戦の中でいかに手柄を立て戦場での活躍が認められるかはその後の出世にかかわる重大事でした。それでは人々が入り乱れ戦う戦場で自分の活躍をどう認めてもらえばいいのでしょうか。それはどれだけ自分を目立たせるかにかかっていました。そんな目立つための必須アイテム、それが変わり兜です。自分の手柄をアピールし、主君に認めてもらうために派手で目だつ変わり兜を身に着け自分をすぐに特定してもらえることは侍にとって必然であり絶対条件であったといえます。
常に戦場で着用している変わり兜や陣羽織がその武者のトレードマークになっていた様子が『常山紀談拾遺』巻之四二あるのでご紹介します。
鑓中村と敵味方双方から畏れられた豪勇の侍、中村新兵衛は常に金纓の立物を装着した唐冠形兜を被り、猩々緋色羅紗の陣羽織を具足の上に着こんで鑓を小脇に戦場で縦横無尽の働きをしていた。中村が前線へ出れば、「例の猩々緋。唐冠むりよ」と敵は恐れ近づこうともしない。あるときどうしてもと人に乞われてトレードマークである唐冠と陣羽織を譲り、別の軍装で戦場に臨んだ。いつもであれば中村と戦場で出くわせば、敵は蜘蛛の子を散らすように逃げ去ったが今日は違う。それどころか中村を恐れずに後から後から襲ってくるではないか。中村も流石に音に聞こえた剛の者、「これはたまらん」と言いながらもさんざん敵を打ち取ったが、ついに力尽きて頸を獲られてしまった。トレードマークを変えたばかりになんと哀れなことであろうかという話である。
歴史群像シリーズ特別編集『【決定版】図説戦国の変わり兜 』学研より引用
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