第66回重要刀装具 岩本昆寛 獅子図目貫
今回ご紹介するのは第66回重要刀装具、岩本昆寛作の獅子図目貫です。
【 短冊銘 昆寛(花押) 】
品質形状:金地、容彫、赤銅王岩色絵、
時 代:江戸時代後期
岩本昆寛について
岩本昆寛は延亨元年に江戸で生まれ、本姓は浅井氏で、はじめ良云といい、のちに昆寛と改めました。
五代良寛が早世したため、弟弟子(おとうとでし)である昆寛が岩本家の六代目を継いでいます。
岩本家は元来、横谷派ですが、昆寛は安親を主とした奈良派の彫法を研究し、横谷・奈良派の長所を取り入れて完成したものが、江戸前のいかにも粋な昆寛の芸術です。
本作は昆寛にしては比較的珍しい獅子を描いた作品。
独特の三角鏨が打たれ、目つきが優しく、獅子の表情も「おどける」といった雰囲気に溢れており、まさに「昆寛獅子」といった作風です。
多彩にして多作な昆寛を研究する上で、貴重な情報を提供してくれる作品と言えるでしょう。
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