第一回特別重要刀剣山城国住西陣住人埋忠明寿
記念すべき第一回特別重要刀剣に選ばれた明寿の短刀です。明寿は新刀の祖として仰がれている刀工で、また彫り物についても新しい作風を開いた偉大な作家。
新刀の祖と仰がれているものの、作刀は少なく、むしろ金工として名高いといえるでしょう。
この短刀の彫り物は表、珠追昇龍(たまおいのぼりりゅう)、裏は珠追降龍(たまおいくだりりゅう)で
明寿は埋忠家の生業で明日ある古名刀の磨上げ、金象嵌の施入・鎺の製作などを通じて多くの古い名刀に接していました。それらを通じて明寿の作風は生まれたのでしょう。
こちらの埋忠明寿の短刀は10月31日より大阪歴史博物館でご覧いただけます。
東京は2021年1月9日(土)~2月21日(日)刀剣博物館にて開催されます。
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