第59回重要刀装具:寿老人図鐔 銘:叟寿良
第59回重要刀装具、寿老人図鐔、孔叟寿良【1829年(文政12年)生】は東龍斉清壽門下の逸材で江戸趣味豊かな技法を承継した人物です。
この鍔に描かれている寿老人は身の丈三尺、白い髭がたれ下がり長い頭の老人で、杖と経巻を持ち玄鹿(げんろく)を伴っています。この玄鹿とは1500歳を経た鹿の事でその肉を食うと2000歳の長寿を得ると言われ、長寿の象徴です。
室町時代以降わが国では寿老人を七福神の一人に挙げており、道教の神で長寿と幸福を司るといわれた南極老人をモデルにしたといわれています。
本鐔の表は太い松の幹の根元に寿老人と霊芝を、裏には霊芝と雲に隠れた月を眺めていると思われる玄鹿を配した表裏異なった空間構成で、図像が簡潔に表されていることにより一段と優れたものとなっています。加えて鉄地に表現した松の肉取りは巧みであり、各種の色がねを用いた象嵌技法が空気全体に締りを持たせ格調高くまとまっている逸品です。
寿老人図(重要刀装具)を味わう
この寿老人のモチーフサイズは約2.5㌢、五百円玉サイズで、鐔の大きさは約8センチと女性の掌にちょうどのるサイズです。
この小さいな彫り物の中でもじっくりとごらんいただきたいのが寿老人の眼、この老人のまなざしにはやさしさが表れており、まるで目の前に小さな老人が微笑みながら座しているようです。
当時の職人技術の高さがうかがえます。
手のひらほどの小さなキャンバスに描かれたこの精密で精緻な彫刻表現はいつ見ても見飽きない名品と言えるでしょう。
法量・竪穴 | 8センチ |
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法量・横長さ | 7.7㌢ |
法量・耳厚さ | 0.5㌢ |
品質 形状 | 撫角形、鉄地、鍬出高彫、金・銀・赤銅・四分一・素銅据紋象嵌、両櫃孔(金埋) |
時 代 | 江戸時代末期 |
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